日本時代の営林場活用した園区、芸術で活性化へ/台湾

【社会】 2019/10/10 16:09 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
林田山林業文化園区

林田山林業文化園区

(花蓮中央社)日本統治時代に開発された営林場を活性化させた「林田山林業文化園区」(花蓮県)を芸術の力で活性化させようと、同園を運営する林務局花蓮林区管理処は9日、同県文化局、同県万栄郷公所(役所)、国立台東生活美学館と連携に向けた覚書を締結した。園区内の施設でさまざまなアーティストの作品を展示する方針だという。

日本統治時代の1918(大正7)年、日本の民間企業が同地に営林場を設置。木材運搬のための鉄道などが設けられたほか、働く人のための宿舎、医務室、米店、雑貨屋など生活に必要な施設や、幼稚園や小学校などの教育施設も建設された。88年以降人口が流出したが、歴史保存のため、同管理処が2001年、文化園区として整備。修復された建築物などが開放されている。

最初の展示は、園内の日本式建築「場長館」で、台湾原住民(先住民)タロコ族の伝統的な織物を紹介する。万栄郷公所原住民文物館の所蔵品のほか、同県文化局や台東生活美学館も文物を貸し出す。12月1日まで。

同処によれば、場長館は修復後も建設当時の間取りや日本庭園が残されており、「場長」宿舎としての景観をとどめているという。

(李先鳳/編集:楊千慧)