阿寒湖の天然マリモ、初めて台湾へ 台北市立動物園で公開始まる

【社会】 2019/10/08 18:52 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台北市立動物園で公開が始まった日本の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」=同園提供

台北市立動物園で公開が始まった日本の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」=同園提供

(台北中央社)台北市立動物園で6日、日本の特別天然記念物に指定されている「阿寒湖のマリモ」の公開が始まった。天然のマリモが海外に運ばれるのは初めて。水槽の前では台湾の子供たちが「可愛い」「これは動物なの」などと口々に声を上げ、珍しげに観察する姿が見られた。

同動物園と阿寒湖がある北海道釧路市の釧路市動物園は2011年に学術交流覚書を交わしたのをきっかけに密接な交流を続けている。その縁で今回、釧路市教育委員会から阿寒湖の天然マリモ4個が台北市立動物園に貸与された。

貸与されたマリモの大きさはいずれも直径10センチ以上。台湾では2017年にも阿寒湖のマリモが展示公開されたが、当時同市教委から贈られたマリモは人工だった。台北市立動物園によると、同市教委は寄贈後も飼育に関する協力を引き続き行っていたという。

同動物園は、天然マリモの貸与は同園の絶滅危惧種保全の取り組みに対する釧路市の支持を示すものであり、保全活動における双方の国際連携の進展を浮き彫りにしたとしている。

マリモは両棲爬虫館で展示されている。

同動物園ではこのほど、釧路市教委から無償貸与されたつがいのタンチョウの飼育舎も完成し、6日に記念式典が開かれた。

(編集:名切千絵)