台北市の歴史建築、新たに4軒登録=日本統治時代に建設/台湾

【社会】 2019/08/13 12:44 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
日本統治時代、陽明山に建てられた温泉旅館「巴旅館」の外観=台北市政府文化局提供

日本統治時代、陽明山に建てられた温泉旅館「巴旅館」の外観=台北市政府文化局提供

(台北 13日 中央社)台北市政府は12日、文化遺産に関する会議を開き、新たに4軒の建築物を歴史建築として登録すると決定した。いずれも日本統治時代に建設されたもので、登録後は「文化資産保存法」にのっとって保存されることになる。

この日、歴史建築として登録されたのは▽闕家の屋敷「徳成居」▽旧台湾土木建築協会▽金山南路の宿舎群▽旧巴旅館浴場――の4軒。

徳成居は市南東部の南港区の山地付近にあり、福建から渡ってきた闕家が日本統治時代に建てたビン南式の伝統家屋。闕家が進めた開拓の過程から南港の発展史が分かることや当時の建築様式が残されていることが登録の理由となった。(ビン=門がまえに虫)

旧台湾土木建築協会は、日本統治時代に同協会が使用。太平洋戦争末期の1945(昭和20)年の空襲で一部損壊しつつも、現在まで残った貴重性などが評価された。

金山南路の宿舎群は日本式建築。中庭を囲む廊下で各棟がつながれた特殊な建築様式で、保存状態も良好だという。

旧巴旅館浴場は、日本統治時代に陽明山に複数建てられた温泉旅館の中でも代表的なもので、同地一帯の温泉文化の発展に影響を与えた。

(梁珮綺/編集:楊千慧)