聴診器を通して百年前の台湾文壇を知る 「台湾新文学の父」特別展

【社会】 2019/07/16 13:09 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
診療室に見立てた頼和展の会場の一角=台北市文化局提供

診療室に見立てた頼和展の会場の一角=台北市文化局提供

(台北 16日 中央社)「台湾新文学の父」と称される日本統治時代に活躍した台湾の作家、頼和にスポットを当てた特別展が12日、台北の台湾新文化運動紀念館で開幕した。診療室に見立てた会場で来場者は白衣をまとい、聴診器を通して100年前の台湾社会や文学界にまつわる物語を聞くことができる。9月29日まで。

頼和は1894年、中部・彰化生まれ。医師として働く傍ら、懶雲などの筆名で執筆活動を行い、1920年代から新文学運動を推進した。

特別展「懶雲診療室」では頼和の視点を切り口に、近代化の過程における台湾の人々の苦悩や1920年代に起こった新旧文学論戦が台湾文化に与えた思索などを浮き彫りにする。

期間中には関連の講座が3回開かれる。

(陳怡セン/編集:名切千絵)