馬英九前総統、無罪が確定 機密漏えい巡る裁判/台湾

【社会】 2019/07/12 14:55 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
馬英九前総統

馬英九前総統

(台北 12日 中央社)総統在任中に機密情報を漏えいしたとして通信保障・監察法違反の罪に問われた馬英九前総統に対する差し戻し審判決で、台湾高等法院(高裁)は12日、無罪を言い渡した。刑事訴訟法の規定により、馬氏の無罪が確定した。

発端は2013年に当時の民進党立法委員(国会議員)や立法院長(国会議長)などに浮上した司法介入疑惑。台北地検の起訴状によると、馬被告は同年8月31日、同疑惑に関する検察の捜査情報や捜査の対象となった立法委員の個人情報などを当時の行政院長(首相)や総統府副秘書長に漏えいしたほか、同年9月4日に当時の検察総長に捜査情報の漏えいを教唆したとされる。

2017年8月の一審・台北地裁判決で無罪が言い渡されていたが、18年5月の二審・台湾高裁で一審判決が破棄され、懲役4カ月の有罪判決が下された。馬被告は上告し、最高法院(最高裁)は今年1月、高裁判決を破棄し、審理を差し戻していた。

(劉世怡/編集:名切千絵)