日本人女性、漂流カメラを拾った台湾児童の卒業式に参加 再会喜ぶ

【社会】 2019/06/26 16:25 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾の児童らの卒業式に参加する椿原世梨奈さん(前列中央)

台湾の児童らの卒業式に参加する椿原世梨奈さん(前列中央)

(宜蘭 26日 中央社)石垣島から台湾北東部・宜蘭県に漂着した「奇跡のカメラ」の持ち主、椿原世梨奈さんが26日、カメラを拾った児童らの卒業式に出席するため、同県の岳明小学校をサプライズで再訪した。卒業生らは予期せぬ出来事に驚きながらも、永遠に忘れられない意義深い式になったと語り、約1年ぶりの再会を喜んだ。

椿原さんは約3年半前に石垣島でダイビング中にカメラを紛失。カメラは約234キロ離れた宜蘭に流れ着き、昨年3月27日に同地の海辺で清掃活動をしていた当時5年生の児童らに発見された。担任の先生がフェイスブックで持ち主探しを呼び掛けたところ、28日に椿原さんの落とし物であることが判明。当時大学3年生だった椿原さんは同年4月に同小を訪問してカメラを受け取り、感謝を伝えるとともに1年後の卒業式に参加することを約束していた。

今回、椿原さんは子供たちを驚かせようと、あえて参加できないと通知していた。事情を知るのは校長らごく少数で、担任すら椿原さんの来訪を予期していなかったという。椿原さんは「皆さんと奇跡的に巡り合えたことに感謝します」などの祝福メッセージを中国語でつづった直筆のカードを卒業生にそれぞれ贈呈。不思議な縁で結ばれた友情が末永く続くことに期待を寄せた。

(沈如峰/編集:塚越西穂)