デング熱感染を防げ 高雄市、住宅3000戸を消毒/台湾

【社会】 2019/06/04 16:03 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
デング熱への注意を促すために立てられた幟=高雄市政府衛生局提供

デング熱への注意を促すために立てられた幟=高雄市政府衛生局提供

(高雄 4日 中央社)デング熱に感染した患者が先月29日に確認された南部・高雄市三民区で、感染者が今月3日までに11人となった。感染拡大を防ぐため、発生地点周辺の住宅約3000戸を対象にした消毒作業が強制的に実施されている。

同市衛生局によると、今回のケースは集団感染で、患者のうち10人が同区鼎金里の住民。同里を含む近隣計6里内の家屋に対し、外部だけでなく屋内にも消毒液を噴霧することで感染を食い止める。作業は事前に各家庭に通達され、当日住人が不在でも、里長(町内会長に相当)や警察官の立ち合いの下、鍵を開けて行われるという。

このほか、患者の半数以上が鼎金里内の市場で活動していたことも分かっており、市場の環境管理や防疫対策の徹底のほか、デング熱への注意を促す旗を立てるなどして周辺住民に警戒を呼び掛けている。

同市で今年確認されたデング熱の国内感染者数は通算12人。今年2月に前鎮区で1人が感染したが、拡大には至らなかった。警戒の対象となる区域では、7月3日まで関連の防疫対策が続けられる見通し。

(汪淑芬/編集:塚越西穂)