「2020年までに交流人口800万人へ」と日台観光サミット、宣言採択

【社会】 2019/05/25 13:44 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
サミットに参加した(右から)謝長廷駐日代表、周永暉観光局長、葉菊蘭・台湾観光協会長、石井隆一富山県知事ら

サミットに参加した(右から)謝長廷駐日代表、周永暉観光局長、葉菊蘭・台湾観光協会長、石井隆一富山県知事ら

(富山 25日 中央社)日本と台湾の観光交流の促進を目指す「日台観光サミットin富山」(23~26日)の主要行事となるサミット会議が24日、富山市内のホテルで開催され、2020年までに交流人口800万人達成を目指す「富山宣言」を採択した。

同宣言にはこのほか、首都圏以外の都市への旅客誘致拡大、スポーツや文化、歴史を通じた若年層の観光交流増加、商談会や旅行フェアなどでの協力強化なども盛り込まれた。

台湾観光協会の葉菊蘭会長は、昨年の交流人口は17年の会議で掲げた目標(700万人)に迫る約680万人に上ったと述べ、今年も予想を上回る数字を出せるだろうと楽観的な見方を示した。

旅客誘致拡大については、これからの旅行には体験やフィーリング、思い出が欠かせない要素になると言及。地元の人々との交流は旅行者の帰属意識を高め、地域の活性化にもつながるとして、地元らしさにこだわった旅行の推進に意欲を見せた。

日本観光振興協会の山西健一郎会長は、昨年の交流人口は672万6000人で、このうち日本を訪れた台湾人観光客は475万7000人だったと説明。いずれも過去最多を記録したと述べ、同サミットの大きな成果だと喜んだ。その上で、今後は旅客の満足度向上などより高いレベルでの交流を目指さなければならないとし、互いにそれぞれの地方都市の新たな魅力を発掘していきたいと意欲的に語った。

同サミットは08年から日本と台湾が持ち回りで開いており、今年で12回目。来年は台湾北部・桃園市で開催される。

(楊明珠/編集:塚越西穂)