基隆の離島で貝塚など発見 3000年前から人類居住か/台湾

【社会】 2019/05/11 20:17 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
和平島の駐車場予定地から見つかった清代の青花磁器=基隆市政府提供

和平島の駐車場予定地から見つかった清代の青花磁器=基隆市政府提供

(基隆 11日 中央社)北部・基隆市の離島、和平島で10日、石器時代の貝塚や清代の青花磁器など、さまざまな時代の文物が相次いで見つかった。3000年ほど前から同地で人類が活動していたことを裏付ける証拠になるという。林右昌市長は基隆の歴史上で「最も光栄な瞬間」と喜んだ。

発掘調査を行ったのは、基隆市文化局の委託を受けた中央研究院の院士(会員)で清華大学(新竹市)人類学研究所の臧振華所長が率いる研究チーム。かつて台湾北部を支配したスペインが1626年に建てたとされるサン・サルバドル城などの位置を確認するため、和平島の駐車場予定地2カ所を掘り起こしたところ、予想外の収穫を得たという。

同局によると、台湾の鉄器時代を代表する十三行遺跡(新北市八里、約1800~500年前)と同時代とされる縄文土器のほか、新石器時代後期(約3500~2000年前)の陶器のかけらなども発見された。臧氏は、史料によれば同地には3000年前から人が暮らしており、今回の発見で異なる文化層が重なっていることが分かったと話している。

(沈如峰/編集:塚越西穂)