農業用の灌漑用水、6月末まで問題なし=経済部

【社会】 2019/04/23 19:14 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台南市の烏山頭ダム(嘉南農田水利会提供)

台南市の烏山頭ダム(嘉南農田水利会提供)

(台北 23日 中央社)経済部(経済省)水利署は、今年の農業用灌漑用水について、3~4月の降水量は十分で、6月末までは問題ないとする見通しを示した。同署の王芸峰副署長は、休耕や給水制限などを行う必要は当面ないとしつつも、南部では4月下旬から5月上旬にかけてイネの出穂期となり、水の需要が高まると指摘。慎重に対応していく姿勢を示した。

台湾では毎年5月から6月までが梅雨シーズンと定義されている。だが近年、本格的な梅雨の到来が遅れることが多く、南部・嘉義県の曽文ダムでは昨年6月上旬、貯水率が2%を割り込む事態も発生した。このほか、昨年12月から今年2月にかけては暖冬で、各地の降水量も少なく、3月前までは水不足が懸念されていた。

水利署の資料によると、台湾最大の穀倉地帯とされる嘉南平野を有する南部のダムの貯水率は、台南市の烏山頭ダム76.3%、南化ダム36.9%、嘉義県の曽文ダム18.2%などとなっている。

(廖禹揚/編集:塚越西穂)