日本からの漂流カメラ拾った児童ら、7月に千葉でポテヒを上演/台湾

【社会】 2019/04/12 18:22 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ポテヒ人形を操る岳明小の児童=同小提供

ポテヒ人形を操る岳明小の児童=同小提供

(宜蘭 12日 中央社)海辺の清掃活動中にカメラを拾い、インターネットを通じて日本人の落とし主を見つけた東部・宜蘭県の岳明小学校の児童らが7月に日本を訪れることになった。千葉県成田市と銚子市の小学校で、この物語を描いた伝統人形劇「ポテヒ」(布袋戯)を上演する。

同小の児童らがカメラを見つけたのは昨年3月。学級担任の李公元さんがフェイスブックで持ち主探しを呼び掛けたところ、瞬く間に情報が拡散され、翌日には、日本人女子大生が約2年半前に旅行先の石垣島で紛失したものであることが判明した。この女子大生は同4月に同小を訪れ、カメラを受け取った。

当時5年生だった児童はすでに6年生となり、今年6月で卒業する。在校中の貴重な思い出を残そうと、物語をポテヒにした。3月から6月まで、台湾各地の沿岸部の小学校を巡回して、ポテヒを通じた漂流ごみ問題の啓発を行っている。

李さんによると、日本へ行くのは卒業生18人と教員ら計22人で、日程は7月2~10日。日本の児童にも劇の内容が分かるように、同小に体験入学している日本人児童が簡単な日本語のせりふを教える役目を担っているという。関西に住むカメラの持ち主との再会については、経費の都合で関東に招待するのは難しいが、出発前には通知すると話した。

必要な渡航費用など約66万台湾元(約240万円)は、ポテヒ上演などで寄付を募る。現時点ですでに38万元(約140万円)が集まっているという。

(沈如峰/編集:塚越西穂)