台湾の職人、マーマレードの世界コンテストで金賞 台湾産の食材使用

【社会】 2019/03/20 12:59 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「世界オリジナルマーマレードアワード」で受賞した柯亜さんの出品作。「ダブルゴールド」に輝いたのは右の作品

「世界オリジナルマーマレードアワード」で受賞した柯亜さんの出品作。「ダブルゴールド」に輝いたのは右の作品

(ロンドン 20日 中央社)英国で先日行われたマーマレードの国際コンテスト「世界オリジナルマーマレードアワード」で、台湾のジャム職人、柯亜さんが、職人・小規模生産者部門の最高賞「ダブルゴールド」を受賞した。柯さんは中央社の取材に、「マーマレードを通じて多くの人に台湾の果物の素晴らしさを知ってもらえれば」と胸を張った。

柯さんは2010年にジャムブランド「好食光」(KEYA JAM)を創設。台湾産の農産物にこだわってジャムを生産している。同アワードへの出品は初めて。台湾人初のダブルゴールド受賞となった。

手作りジャムにのめり込んだのは、初めてのジャム作りに失敗したことがきっかけだと柯さんは明かす。かつて編集の仕事をしていた柯さんは健康上の理由で故郷の中部・彰化に戻り、市場でイチゴを買った際にジャムを作ろうと思いついた。だが当時は料理に興味がなく、ジャム作りを甘く見ていたがためにうまくできず、生来の負けん気と好奇心が刺激されたという。柯さんはそれから、四季の果物や果物に合う茶、酒、世界各地の砂糖など素材をひたすら研究し、納得のいくジャムを目指した。

ダブルゴールドを受賞したのは、東部・宜蘭産のキンカンとカラマンシーを主役にしたマーマレード。レモンとオレンジの花でキンカンの甘みを引き出した。柯さんによれば、ダブルゴールドに選ばれた3種類のマーマレードのうち、満点の20点を獲得したのは柯さんの出品作のみ。受賞商品は今後、英老舗百貨店フォートナム・アンド・メイソンで販売される予定だという。

柯さんは近年、ジャムの新たな食べ方を知ってもらおうと、台湾料理とジャムの融合を提案している。ルーローファン(魯肉飯)とマーマレードの組み合わせは予想外の美味しさだとし、試してみてほしいと呼び掛けた。

(戴雅真/編集:名切千絵)