グーグルの台湾3D地図にミサイル設備写り込む 国防部が調整要求

【社会】 2019/02/15 16:47 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
グーグルの3D地図に写り込むミサイル基地など=グーグルマップから

グーグルの3D地図に写り込むミサイル基地など=グーグルマップから

(台北 15日 中央社)グーグルが13日に公開した台湾都市の3D地図に、地対空誘導弾パトリオットミサイルが配備された軍事基地や国防当局の建物などが鮮明に写り込んでいることが発覚した。これについて厳徳発国防部長(国防相)は15日、地図の利便性の高さなどに理解を示した上で、安全を考慮してグーグルに若干の調整を求めると述べたほか、要地での撮影などを制限する法律の見直しにも言及した。

問題となったのは、台北市内の国家安全局や国防部軍事情報局の庁舎、新北市内の軍事基地や敷地内に並んだミサイル関連設備などの画像。厳氏は「平時の基地で戦時の配置が露呈されることはない」と述べ、国民に安心するよう呼び掛けるとともに、「われわれの軍事行動には決して影響しない」と説明した。

台湾では、国防上重要とされる軍事施設付近での撮影や計測などは「要塞堡塁地帯法」で禁じられている。厳氏は、同法に適用されない要地にも法的な規範が必要との考えを示し、法改正など具体的な方法を検討するとしている。

グーグルマップでは現在、北部の台北市と新北市、桃園市、中部の台中市で3D表示が可能になっている。

(王揚宇/編集:塚越西穂)