クレーンゲーム景品に中国豚製品 規定違反で業者に過料/台湾

【社会】 2019/01/21 15:07 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
景品として豚肉製品が提供されている新北市のクレーンゲーム機

景品として豚肉製品が提供されている新北市のクレーンゲーム機

(台北 21日 中央社)新北市アフリカ豚コレラ災害対策センターは20日、中国産豚肉を使用したインスタント食品が同市淡水区のクレーンゲームの景品になっていたのが発見されたと明らかにした。同センターによれば、台湾では中国の肉製品の販売や輸入が全面的に禁止されている。中国の豚肉製品を無許可で提供したとして、この業者には3万台湾元(約10万6500円)以上300万元(約1064万8000円)以下の過料が科される。

中国では家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」が猛威を振るっており、ウイルスの侵入を防ぐため、政府は肉製品の持ち込みや販売など規定違反に対する取り締まりを強化している。同センターによると、クレーンゲームの景品となっていたのは、中国の食品メーカー「三全食品」などの製品5点で、うち2点に豚肉が使われていた。製品は取り締まりを行った職員が没収し、持ち帰って処分した。

クレーンゲーム業者はこれらの製品を昨年5~6月にネット通販で購入したと説明。海外の肉製品のネットでの購入も禁じられており、業者のこの行為についても別に処分が科される見通し。

行政院(内閣)農業委員会の黄金城・副主任委員は、業者がこれらの肉製品を購入した当時、中国のアフリカ豚コレラの感染はまだ拡大していなかったとしながらも、過去に購入した肉をこのような形で流通させることは許されないとの見方を示した。また、店頭で中国の豚肉製品が販売されているのを見かけた場合、同委員会に通報するよう呼び掛けた。

(王鴻国、呉欣紜/編集:楊千慧)