李登輝政権の参謀総長が死去 91歳 第3次台湾海峡危機で陣頭指揮

【社会】 2018/12/15 19:23 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾と中国の間で緊張が高まった1997年4月、最前線の金門を訪れ、兵士らを激励する羅本立参謀総長(手前左)

台湾と中国の間で緊張が高まった1997年4月、最前線の金門を訪れ、兵士らを激励する羅本立参謀総長(手前左)

(台北 15日 中央社)李登輝政権の国防部(国防省)参謀総長、羅本立陸軍一級上将(上級大将)が15日、台北市内の病院で死去した。91歳。参謀総長在任期間(1995~1998年)中、中国が台湾周辺海域でミサイルを試射した第3次台湾海峡危機が勃発。羅氏は、中国福建省の目と鼻の先にある離島の金門や馬祖などに計16回出向いて事態の沈静化や人心の安定に尽力した。

羅氏は1927年中華民国安徽省生まれ。戦後、国民党政権とともに台湾に渡り、聯合後勤(兵站)司令部総司令や国防大学の前身である三軍大学校長(学長)、副参謀総長などを歴任した。参謀総長時代の功績が高く評価され、軍人に贈られる勲章として「国光勲章」に次ぐ「青天白日勲章」を受章している。

(編集:塚越西穂)