台南市、文化財1万点余りの分類を完了 データベース化へ/台湾

【社会】 2018/12/14 15:56 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
1860年代に発行されたとされる台湾最古の紙幣=台南市政府文化局提供

1860年代に発行されたとされる台湾最古の紙幣=台南市政府文化局提供

(台南 14日 中央社)台南市政府文化局は12日、同局の管轄下にある業務機関2カ所と文化施設8カ所が所蔵する文化財計1万203点の分類作業を終えたと発表した。日本統治時代に生まれた画家、蔡草如の作品や台湾最古の紙幣など歴史的価値の高いもの187点が、目録への登録や所轄機関の報告が義務付けられる重要文化財に分類された。これら文化財はまず研究や展示、修復が行われ、データベースにまとめられた後にインターネット上で公開される予定。

同市は、2010年に台南県と合併して直轄市になったのをきっかけに文化財の調査や照合を開始。13年には法整備で登録や保存、補修、貸借などの手続きを明文化し、14年から本格的な分類作業に入っていた。

文化財は歴史や芸術、科学、文化、希少価値などのレベルに基づき、「一般文物」「教育品」など4種類に分類された。

187点の中には、1895年5月に台湾で発行されたパスポートが含まれる。台南出身の進士が家族10人を連れて本籍地の中国大陸福建省に渡るために申請したもので、同年4月に調印された下関条約で台湾が清国から日本に割譲されることが決まったことを受け、台湾を離れることを決意したとみられる。

(張栄祥/編集:塚越西穂)