英鉄道会社の蒸気機関車、台湾・嘉義で動態展示 12月に鉄道イベント

【社会】 2018/11/16 17:57 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
小型蒸気機関車「ドゥーガル」と英国人技師のジョン・バンクラフトさん

小型蒸気機関車「ドゥーガル」と英国人技師のジョン・バンクラフトさん

(嘉義 16日 中央社)台湾糖業が英国のウエルシュプール&スランフェア軽便鉄道から借りた小型蒸気機関車「ドゥーガル」が16日、南部・嘉義県のテーマパーク「蒜頭糖廠蔗テイ文化園区」でお披露目された。来月初旬に同所で開かれる鉄道関連の国際交流イベントで動態展示される。(テイ=土へんに呈)

同園は製糖工場跡を活用した観光名所。かつてはサトウキビ運搬用列車が走っており、現在は当時の線路や改造した車両を用いて観光トロッコが運行されている。イベントのために英国から運ばれたドゥーガルは、サトウキビ列車と同じく軌間762ミリの車両。イベントでは実際に線路を走らせる。

ドゥーガルの点検、整備のために訪台した英国の技師によると、同車両は1946年製造。当初はガス工場で使われていたが、後にウエルシュプール&スランフェア軽便鉄道に買い取られ、観光用列車として運行されるようになった。大きさは高さ182.5センチ、幅146センチ、長さ432センチと小さい。

イベントは「2018糖業文化節」の一環で開催。12月7日に開かれる糖業鉄道と蒸気機関車の国際フォーラムでは、英国、フランス、日本などから専門家を招き、狭軌鉄道の運営と今後の発展について意見を交換する。同8、9日には台英鉄道文化交流イベントを開き、ドゥーガルとともに台湾糖業が所有するドイツDIEMA社製ディーゼル機関車、日本人所有者から2003年に嘉義県に寄贈され、昨年修復を終えた蒸気機関車(車体番号650)が同時に公開される。

(江俊亮/編集:名切千絵)