日本統治時代の官舎を文化拠点に 若者と地元教師が協力/台湾・彰化

【社会】 2018/11/15 11:49 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
旧官舎で行われる子供向け講座の様子=教育部青年暑提供

旧官舎で行われる子供向け講座の様子=教育部青年暑提供

(台北 15日 中央社)中部・彰化県彰化市で100年近い歴史を誇る日本統治時代の官舎を歴史や文化を発信する拠点にしようと、若者たちが地元小学校の教師と協力し、さまざまな取り組みを行っている。子供たちに歴史を伝える講座や絵画イベントの開催のほか、休日には子供たちが解説員となって、来場者に建物の歴史を紹介しているという。

教育部(教育省)によれば、同市の「南郭郡守官舎」は1920年代に建てられたとされている。郡守は郡の首長で、日本統治時代、台湾各地に置かれた。

官舎の再生に取り組むのは、地元文化の保存に関心を寄せる若者たちからなる団体「大山行」。団体の発起人、蕭定雄さんは、建築や都市・農村研究が専門で、兵役では文化に関わる事業に携わった。兵役を終えた後に就いた仕事で同市の南郭小学校の教師と知り合い、官舎について知ったという。

蕭さんたちは、官舎のブランディングや室内の整備を進め、歴史と文化が融合する空間に生まれ変わらせた。日本の地方創生の例や瀬戸内国際芸術祭なども参考にしたという。今後は、他の学校とも提携する方針を示している。

(許秩維/編集:楊千慧)