台湾、アフリカ豚コレラに警戒 食肉違法持ち込みの過料大幅引き上げへ

【社会】 2018/11/07 18:20 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
検疫を受けていない中国産豚肉やソーセージ=台北関提供

検疫を受けていない中国産豚肉やソーセージ=台北関提供

(台北 7日 中央社)家畜の伝染性疾病の発生予防やまん延防止を目的とした「動物伝染病防治条例」の改正案が8日行政院会議(閣議)にかけられる。アフリカ豚コレラ(ASF)の侵入を防ぐため、改正案では食肉の違法持ち込みに科される過料が現行の最高1万5000台湾元(約5万5000円)から同30万元(約110万円)に引き上げられる見通し。農業委員会の陳吉仲副主任委員は中央社の取材に対し、これまで違法行為がなかなか減らなかったと述べ、金額の引き上げで抑止効果が高まることに期待を示した。

中国では8月3日にASFのアジア第1例が確認されて以降、11月5日現在で発生報告があったのは68カ所に達している。

農業委員会動植物防疫検疫局は9月から、中国から持ち込まれる生の豚肉製品に対する水際での取り締まりを強化。10月18日からは対象をASFや口蹄疫の発生地域からの肉製品に拡大し、11月4日までに中国やベトナム、フィリピンなどからの計148件を摘発した。

同じく取り締まりを強めていた関務署台北関でも、9月からこれまでに検疫を受けていない中国産豚肉やソーセージなどが累計108キロ見つかった。大部分がインターネットで購入され、国際スピード郵便で台湾に送られたものだという。

(顧セン、邱俊欽/編集:塚越西穂)