台北でLGBTパレード 13万人超参加=主催者発表/台湾

【社会】 2018/10/27 20:17 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
LGBTパレードの様子

LGBTパレードの様子

(台北 27日 中央社)アジア最大級の性的少数者(LGBT)のパレードが27日午後、台北市内で行われた。主催者団体の代表によると、今年も昨年に引き続き、教育を通じたジェンダー平等の啓発を訴えるのが目的。台湾では来月24日に、民法による同性婚の保障や、義務教育におけるジェンダー平等推進の賛否を問う国民投票を控えており、主催者や参加者による投票呼び掛けにも熱がこもった。主催者側の発表によると、参加者は午後2時の時点で昨年を上回る13万7000人に上った。

パレード前に出発地点の総統府前に姿を見せたのは、米国、インド、マレーシアなど世界各国から集まった同性愛者の牧師30人余り。米サンフランシスコから来たという男性は、宗教者の仕事は人々を圧迫することではなく、解放することだと述べ、台湾で早期に同姓婚が認められるのを祈った。

午後2時半から始まったパレードには、カナダ駐台北貿易事務所や欧州経済貿易事務所など各国の対台湾窓口機関の職員約70人も参加した。英国在台事務所のキャサリン・ネトルトン代表(大使に相当)は、台湾社会は他の国・地域の手本になれると語り、近い将来、台湾で同姓婚が定着することに期待を示した。

台湾におけるLGBT運動の先駆者的存在で、16年連続でパレードに参加している祁家威氏は、国民投票が成立して初めてLGBTの権利が保障されるとして、積極的な投票を呼び掛けた。

台湾では昨年5月、最高司法機関である司法院の大法官会議が、同性婚を保障していない現行の法律は違憲だとする判断を下し、2年以内の法改正を求めた。これに反発する民間団体が法改正などに異を唱える複数の国民投票案を提出しているため、来月の国民投票では、LGBT関連の案が5つと、全10項目の半分を占めている。

(余暁涵/編集:塚越西穂)