「台湾」名義での東京五輪出場目指す国民投票案 署名が必要数上回る

【社会】 2018/10/08 18:38 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「台湾」名義での東京五輪出場目指す国民投票案  署名が必要数上回る

(台北 8日 中央社)「台湾」名義での東京五輪参加申請の賛否を問う国民投票案は、実施に向けて市民団体が集めた有効署名数が約43万件に達し、必要数の約28万件を超えた。中央選挙委員会が8日、発表した。同委は9日に審議を行い、審査を通過すれば、実施の段階に移される。

台湾は五輪をはじめとする国際スポーツ大会に出場する際には「チャイニーズタイペイ」の名義を使用してきた。背景には、1981年に台湾の中華オリンピック委員会と国際オリンピック委員会(IOC)の間で、五輪参加時にはチャイニーズタイペイの名称を用いるとの合意が得られたことがある。

投票案にからみ、教育部体育署は、チャイニーズタイペイ名義で出場する「五輪方式」を従来どおり遵守する方針を示している。これについて同署の官僚は中央社の取材に対し、選手が国際大会に参加する権利を保障するためだと説明する。一方で、投票結果を尊重する姿勢を見せた。

IOCは今年5月、中華オリンピック委員会の名称のいかなる変更も認めない決議が理事会で採択されたと同委に書面で通知していた。

(李淑華、李晋緯/編集:名切千絵)