台湾で介護事業に従事する10人が24日から研修生として訪日し、長野県の佐久大学で2カ月間、日本の介護・福祉政策について学び、現場のノウハウや介護技術に磨きをかける。衛生福利部(保健省)が日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会と推進する介護分野の人材育成プロジェクトの一環として、今年初めて実施される。17日、台北市内で壮行会があり、同協会台北事務所の沼田幹夫代表(大使に相当)が、日本と同様、高齢化問題に直面する台湾では介護人材の育成が重要な課題だとした上で、日本で学んだ知識を生かして日台の架け橋になってほしいと研修生にエールを送った。