清華大元学長の沈君山氏死去 物理学者でアマ棋士六段の腕前/台湾

【社会】 2018/09/12 18:20 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
林海峰氏(右)と談笑する沈君山氏=2003年1月撮影

林海峰氏(右)と談笑する沈君山氏=2003年1月撮影

(新竹 12日 中央社)物理学者で清華大学(新竹市)元学長の沈君山氏が12日、胃腸穿孔による感染症で死去した。86歳だった。生前は囲碁もたしなみ、アマチュア六段の腕前を誇った。台湾の囲碁棋士、林海峰名誉天元などプロ棋士とも親交があった。

沈氏は1932年、中国大陸・南京生まれ。台湾大で物理学の学士号を取得後、米国に渡り、メリーランド大で物理学博士号を取った。米国や台湾で教壇に立ち、1994~1997年に清華大学長を務めた。在任中には実業家との囲碁の対局で勝ち、1500万台湾元(約5400万円)もの寄付金を同大にもたらしたこともある。

清華大によると、沈氏は2007年に3度目の脳卒中を発症し、意識不明となっていた。同大は沈氏のため、学内に住居を設け、ハウスキーパーや看護師による介護を行っていた。家族は沈氏の米国での退職金を同大に寄付し、2013年には沈氏の念願だった囲碁をテーマにした庭園が学内に完成した。

(魯鋼俊、管瑞平/編集:名切千絵)