(台北 12日 中央社)ライブイベントやマーケットを軸に台湾の今を伝えるカルチャーイベント「TAIWAN PLUS 2018 文化台湾」が、22、23両日に東京都内の上野恩賜公園で開催される。主催の中華文化総会は10日、台北市内で記者会見を開き、張鉄志副秘書長は「国際社会における台湾の立場は厳しい」とした上で、「文化を通じて台湾の名を輝かせたい」と意気込みを語った。
ライブイベントは台湾一周というコンセプトで、台湾原住民(先住民)パイワン族のアバオ(阿爆)、プユマ族のサンブーイー(桑布伊)など、各地域や民族を代表するミュージシャン計6組が出演。異なる言語やスタイルによるパフォーマンスで台湾文化の奥深さや独特の地域文化を伝える。
マーケットには台湾カルチャーを代表するブランドやご当地グルメを楽しめるキッチンカーなどが多数出店する。
張氏は先日、PRのために日本を訪れた。その時に取材を受け、台湾の多民族文化があまりよく知られていないことが分かったと語り、今回のイベントで認識を深めてもらえればと期待を示した。
TAIWAN PLUSは2020年の東京五輪を視野に、3年連続で開催される予定。
(鄭景ブン/編集:塚越西穂)