台湾の自殺死亡率、3年連続微増 本気で死を考えたのは約30万人

【社会】 2018/09/11 18:22 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
自殺防止活動を行う専門家ら

自殺防止活動を行う専門家ら

(台北 11日 中央社)台湾での自殺死亡率が3年連続で小幅に増えていることが全国自殺予防センターの統計で分かった。9月10日の世界自殺予防デーを前に台北市内で9日に開かれた関連のシンポジウムで、台湾自殺予防学会の代表者は、3年連続の微増は重要な警告だとし、対策強化の必要性を訴えた。

同センターによると、自殺は2010年以降、台湾人の死因のトップ10圏外となっているものの、自殺死亡者数は2015年の3675人から微増を続け、昨年は3871人に上った。

同センターが昨年実施した調査では、情緒不安定な状態にある人は全台湾で推計133万人近くに上るとの結果が出た。また、15歳以上の人のうち、11.5%が人生の中で一度は自殺を考えたことがあることや、15歳以上の人の約1.5%、推計30万人が1年以内に本気で自殺を考えたことも明らかになった。

同学会の代表者によれば、自殺する背景には、精神的疾患や家庭、心理、人間関係、経済問題、体質などがあるとみられ、自殺死亡率が最も高いのは65歳以上の高齢者だという。

(陳偉テイ/編集:荘麗玲)