台湾在住の日本人男性、還暦野球で途絶えた夢つなぐ

【社会】 2018/08/14 18:41 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
妻と台湾の還暦野球チームに参加する佐藤惣八さん(左)=弘道老人福利基金会提供

妻と台湾の還暦野球チームに参加する佐藤惣八さん(左)=弘道老人福利基金会提供

(台北 14日 中央社)野球は1945~60年代、台湾で非常に人気が高かったスポーツの一つ。慈善団体「弘道老人福利基金会」は2012年、還暦野球団体「不老棒球聯盟」を立ち上げ、昨年までに台湾各地で15チームが結成された。総勢287人という選手の平均年齢は68歳。元社会人野球選手の佐藤惣八さん(72)もメンバーの一人として練習に励んでいる。

佐藤さんは、かつて日本の社会人野球の企業チームでプレーしたが、高校時代からの激しい練習がもとで腕を痛め、約20年間の選手生活にピリオドを打ったという。

8年前、妻と台湾に移住した佐藤さん。北東部・宜蘭県の公園で偶然、還暦野球チームの練習風景を目にして、夫婦で参加することを決めた。現在は主力投手兼4番打者として活躍している。

同基金会によると、参加希望者が増えており、居住地でのチーム結成を求める声も多く聞かれるという。だが、資金不足から、1チームが試合に臨めるのは1年で2回のみ。この困難を乗り切るため、インターネットで寄付を募るクラウドファンディングを行っている。1年間のチーム運営や試合経費などとして400万台湾元(約1430万円)を目標に掲げ、各界に協力を呼び掛けている。

(張茗喧/編集:塚越西穂)