屏東県の地籍図、日本時代の写し約13万件 再測量完了まで10年/台湾

【社会】 2018/07/21 13:36 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
県民に土地再測量の結果を説明する県職員(手前)=屏東県政府提供

県民に土地再測量の結果を説明する県職員(手前)=屏東県政府提供

(屏東 21日 中央社)屏東県政府はこのほど、土地の境界や面積を調べる地籍調査の成果を発表した。同県政府地政処の陳錦屏副処長によると、台湾ではいまだに、日本統治時代に作成された地籍図の写しが多く使用されており、公図と現況のずれを正す作業が急がれている。

陳副処長によると、当時、原図は台湾総督府(現総統府)に保管されていたが、第2次世界大戦で空襲により全て焼失してしまった。戦後、各地の土地を管理する地政事務所は財力も人手も不足していたため、従来の複製を使い続けてきたという。

同県は1977年から地籍調査を始め、現時点までに、登記済みの土地約90万筆のうち77万筆の再測量を終えた。残りは約13万筆だが、現在は年間約1万2000筆のペースで進めているため、全ての作業が完了するまでには、約10年を要する見通しだという。

(郭シセン/編集:塚越西穂)