台中の映画文化施設、10月末に試験オープン マイナー作品など上映/台湾

【社会】 2018/07/09 13:24 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
映画文化施設「中山73」の建設現場を視察する林佳龍台中市長(手前右から2人目)

映画文化施設「中山73」の建設現場を視察する林佳龍台中市長(手前右から2人目)

(台中 9日 中央社)映画文化施設「中山73」の建設工事が中部・台中市中区で進んでいる。今年10月末に試験的に開館する予定。同施設ではマイナー作品や芸術、ドキュメンタリー、ジェンダーを扱った作品などを上映する。6日に工事現場を視察に訪れた林佳龍市長は、同施設を通じて台中の映像産業に親しみを持ってもらえるようになればと期待を寄せた。

映像産業の発展に力を入れる台中市。約20億台湾元(約73億円)を投じ、撮影施設「中台湾影視基地」や作品の収蔵、上映などを行う「中台湾映画センター」の建設を進めている。「中山73」は、市の拠出金で2016年に設立された撮影支援団体「台中市影視発展基金会」が手掛ける。建設には文化部(文化省)から補助金が交付された。

建設地の中区は市が地域再生に取り組むエリア。林市長によれば、かつては映画館が多数存在したが、時代の変化に伴い閉館や移転が相次ぎ、これが地域の衰退にもつながった。中区に映画施設をオープンさせることで、地域再生を促し、映画ファンを呼び戻したいと林市長は展望を示した。

1階は音楽の演奏や芸術作品の展示を行うスペースとなり、2階には約40人収容可能な上映スペースが設けられる。

(蘇木春/編集:名切千絵)