100歳の地区長 日本統治時代から70年以上地域見守り続ける/台湾・屏東

【社会】 2018/07/05 14:17 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
屏東県の潘孟安県長(左)から表彰状を受け取る管奕泉さん(中央)

屏東県の潘孟安県長(左)から表彰状を受け取る管奕泉さん(中央)

(屏東 5日 中央社)屏東県政府は4日、在任50年以上の隣長(地区長)10人を表彰した。最高齢となった100歳の管奕泉さんは、日本統治時代から現在まで70年以上にわたり内埔郷東寧村で隣長を務める。耳が遠く、今年に入ってから歩くのに杖を使うようになったものの、村長は管さんに何かをさせたほうが老いを食い止められると考え、引き続き管さんに隣長をお願いする考えだという。

管さんの代わりに取材に応じた孫の管菊芳さんは、奕泉さんはかつて、日本統治時代当時、隣長の推薦を受けたからこそ兵役を免れたと話していたと明かす。昨年までは畑仕事にも従事しており、遠くの家を除いてはビラ配りも断固として自分で行っていたという。

隣長は村長や里長の指名を受け、役所の任命を経て就任する役職で無報酬。県政府の担当者によると、現在の隣長の仕事は選挙公報や政策公報のビラ配りのみ。高齢でも職務を全うできるため、里長から引き続き推薦される場合が多いという。

(郭シセン/編集:名切千絵)