台湾の建物や昆虫の3Dモデルなどを無料でダウンロードできる「台湾デジタル資産ライブラリー」(台湾数位模型庫、TDAL)が22日、試験運用を開始した。日本統治時代の1932年に開業した台湾初のデパート、菊元百貨店(台北市)や戦後に発展した中華商場(同)など、すでに取り壊されてしまった建物もリアルに再現されている。鄭麗君文化部長(文化相)は、台湾は映像制作や漫画、アニメ、ゲーム産業の強化を目指すとした上で、TDALを通じて台湾特有の美学をアピールでき、コンテンツ産業のレベルアップにもつながると期待を示した。