「世界で最も美しい教科書」展 日本の教科書を参考に台湾の教育再考

【社会】 2018/06/22 15:24 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「世界最美的教科書展」のキュレーター、周育如さん

「世界最美的教科書展」のキュレーター、周育如さん

(台北 22日 中央社)日本と台湾の教科書計150冊以上を展示する展覧会「世界最美的教科書展」が15日から台北市の松山文創園区内で開催されている。主催者は、日本の教科書を参考に、台湾の教育のより多様な可能性を切り開きたいとしている。

デザイン会社「水越設計」が主導する公共デザイン発展推進計画「都市酵母」の一環として企画された。キュレーターの周育如さんは、今年日本の公的機関や学校を訪問した際、日本の教科書のレイアウトには一貫性と美しさがあり、生活に関連するように内容が構成されていることに気付いた。学習すると同時に共感を生み、幼少期から国際的視野を身につけられるだけでなく、大人になっても生活知識の指南書として活用できると周さんは指摘する。

周さんは、日本の教科書が幼稚園時代から防災の知識を注ぎ込んでいる点にも着目。災害時の身の守り方の指導や防災訓練などを通じ、危険な時に最も正しい選択を子供自身ができるようにしていると説明した。

日本の教科書をモデルにすることを始まりに、今後はより多くの国の教科書を観察、研究し、台湾の教科書により多くの可能性を与えたいと周さんは意気込んでいる。

展示されているのは日本の小学校から高校の教科書や防災計画などの教材、台湾の現行の教科書など。10月3日まで。

(鄭景ブン/編集:名切千絵)