台湾に友好的な航空会社の利用呼び掛け=表記変更問題

【社会】 2018/06/22 13:58 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
大陸委員会の邱垂正報道官

大陸委員会の邱垂正報道官

(台北 22日 中央社)中国大陸の圧力により海外の航空会社が公式サイト上で台湾の表記を変更するケースが相次いでいるのを受け、台湾の対中国大陸政策を担当する行政院(内閣)大陸委員会の邱垂正報道官は21日の定例会見で、台湾に友好的な航空会社を利用するよう台湾の人々に呼び掛けた。

邱氏は、中国大陸の圧力は民間航空会社の営業の自由を大きく妨げていると批判。表記変更の黒幕は中国大陸だと強調し、一部の航空会社が中国大陸に無理な要求を飲むよう強要されたことに対し、遺憾を表明した。また、台湾の名称を尊重している航空会社には感謝を示した。

▽「台胞証」の使用範囲を中国大陸が拡大検討か「一方的な行為」

中国大陸を訪れる台湾人に対して中国大陸当局が交付する「台湾居民来往大陸通行証」(台胞証)について、台胞証所持者が特定の国を訪問する際、中国大陸の人々と同様にビザ免除あるいは到着ビザの優遇措置を受けられるよう中国大陸側が検討していると18日付の中国時報で報じられた。

これについて邱氏は、両岸(台湾と中国大陸)の特殊性に基づき、双方の人々の行き来には旅券(パスポート)ではなく、それぞれが相手側に発行する証明書が使用されると説明。台胞証は台湾の人々が中国大陸に渡航する際に使う旅行証明書であると強調し、中国大陸側が国際社会で意図的に台胞証の使用機能を操り、故意に中華民国の主権に圧力を加えるなどの一方的な行為は、両岸関係の位置付けを変えられるものではなく、他の国にも認められないはずだと述べた。

(繆宗翰/編集:名切千絵)