台湾「唐奨」法治賞、法哲学者のジョセフ・ラズ氏が受賞

【社会】 2018/06/21 11:19 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
第3回「唐奨」法治賞を受賞したジョセフ・ラズ氏

第3回「唐奨」法治賞を受賞したジョセフ・ラズ氏

(台北 21日 中央社)東洋のノーベル賞とされる「唐奨」は21日、第3回法治賞を法哲学者のジョセフ・ラズ氏に授与すると発表した。法治分野の研究で先駆的な貢献をし、法律の本質や理論的推論、法律、道徳、自由の相互関係への理解を深めたことが評価された。

ラズ氏は1939年、パレスチナ生まれ。エルサレムのヘブライ大学で法律を学んだ後、英国に留学。オックスフォード大学で法学博士号を取得し、1985年~2006年に同大教授を務めた。ヘブライ大学、英キングス・カレッジ・ロンドン、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学名誉博士。現在は米コロンビア大学教授、キングス・カレッジ・ロンドン非常勤教授。

これまでに米国芸術科学アカデミーの外国人名誉会員(1992年)に選出されたほか、メキシコ国立自治大学の国際法学研究賞(2005年)も受賞している。著書に「自由と権利-政治哲学論集」「権威としての法-法理学論集」「法体系の概念-法体系論序説」などがある。

法律研究のかたわら、芸術を愛する一面も。最も熱を入れているのは1990年代から始めたモノクロ写真の撮影で、世界各地を訪れるたび、主に建築物などを撮って楽しんでいるという。

(蕭博文、戴雅真/編集:塚越西穂)