東京五輪は「台湾」名義で 日台の推進団体が台北で合同記者会見

【社会】 2018/06/10 18:41 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾名義での東京五輪参加支持を訴える日台の団体ら

台湾名義での東京五輪参加支持を訴える日台の団体ら

(台北 10日 中央社)「チャイニーズタイペイ」ではなく「台湾」名義での東京オリンピック出場を実現させようと活動している日本と台湾の団体が10日、台北市内で合同記者会見を開催した。台湾での運動の発起人、李登輝民主協会の張燦コウ理事長は、日本で署名運動を行っている団体に感謝を示し、台湾人こそがこの運動を支持するべきだと署名への協力を呼び掛けた。(コウ=洪の下に金)

この日は、日台合わせて約20の団体が会見に参加。日本からは2016年から日本での署名活動に取り組んでいる「2020東京五輪『台湾正名』推進協議会」の水島総・会長や永山英樹幹事長らが出席した。水島会長は、2011年の東日本大震災で支援を寄せてくれた台湾は「本当の友人」だとし、この活動は「友情の証」だと語った。永山幹事長は、日本で署名運動を行った際には多くの人が協力してくれたと紹介。台湾の政府は世界には台湾を支持する国が多くあることを知るべきだと述べた。

台湾での署名筆頭者である元五輪代表の紀政氏は、自身が出場した1964年の東京五輪、1968年のメキシコシティ五輪では「台湾」の名称が使われたことに言及。台湾はオリンピックで「唯一、自分たちの国名、国旗、国歌を使用するのが許されていない国」だと訴えた。

台湾では、「2020東京五輪台湾正名行動チーム」など複数の市民団体が「台湾」名義での五輪参加申請への賛否を問う公民投票(国民投票、住民投票)の実施に向けて署名活動を行っている。今年2月には約4500人分の賛同署名を中央選挙委員会に提出。現在は次段階に必要な約28万人分の署名獲得を目指している。

(楊千慧)