馬英九前総統に逆転有罪判決 懲役4カ月 機密漏えいなどで/台湾

【社会】 2018/05/15 16:03 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
有罪判決を言い渡され、上告する方針を示す馬英九前総統

有罪判決を言い渡され、上告する方針を示す馬英九前総統

(台北 15日 中央社)台湾高等法院(高裁)は15日、総統在任中の機密漏えいなどで起訴された馬英九氏に対する一審での無罪判決を破棄し、懲役4カ月の判決を言い渡した。馬氏は、上告する方針を示している。

判決書によると、馬氏は2013年8月、民進党立法院党団(議員団)総召(院内総務に相当)を務める柯建銘氏の捜査中、電話傍受で把握した情報を当時の行政院長(首相)らに漏えいした疑いで起訴された。

一審では、機密漏えい罪の構成要件に当てはまるとされながらも、総統の職権に基づく処罰阻却事由により、刑罰を科すことはできないとの判決が出ていた。だが二審では、原判決が不当だとする検察側の主張が支持され、有罪判決が下された。

また馬氏は2013年9月、当時の検察総長(検事総長)に対し、電話傍受で取得した柯氏に関する機密情報を行政院長らに伝えるほか、関連資料を手渡すよう教唆した疑いが持たれていたが、2017年8月、証拠不十分として無罪判決が言い渡された。二審では一審の無罪判決の結論が維持された。

(王揚宇、蕭博文/編集:荘麗玲)