台湾の女性会社員、7割弱がセクハラ被害を経験=人材バンク調査

【社会】 2018/04/13 15:27 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
写真はイメージ

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(台北 13日 中央社)台湾の大手人材バンク「1111人力銀行」が12日に公表した調査で、セクハラ被害に遭ったことのある会社員が50.7%に上っている実態が明らかになった。しかし、当事者の46%が泣き寝入りしており、性別で見ると男性(58.3%)が女性(44.4%)を大きく上回った。同社は、職を失うことを恐れて事なかれ主義に走りやすい勤め人ならではの苦悩を指摘している。

調査によると、被害を受けた人の割合は女性が68%、男性が20%弱。具体的な事例としては、故意に触られた(67.6%)、言葉のセクハラ(61.5%)などが目立ったほか、差別的な態度や行為(35.5%)、凝視された(31.5%)、肩に手を回された(25.6%)なども挙げられた。

被害に遭った場所はオフィス(60.6%)、公の場(24.7%)など、時間帯は勤務時間(65.7%)が最も多く、退勤後(12.4%)がこれに続いた。

加害者は同僚(33.0%)、ボス(22.7%)、直属の上司(14.5%)などで、女性は同僚、男性は直属の上司からセクハラを受けやすい傾向があるという。

労働部(労働省)の統計(2013~16年)によると、解決援助や調停の申し立て件数は年平均で150件未満にとどまる。今回の調査結果と比較すると明らかに少なく、法的手段に訴える人はごくわずかであることを示している。

調査は3月28日から4月11日まで、1111人力銀行の登録会員を対象にインターネットで行われ、1070人から回答を得た。

(邱柏勝/編集:塚越西穂)