台湾に漂着したカメラ 落としたのは日本人? 発見した学校が持ち主探し

【社会】 2018/03/28 14:05 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
苔や貝殻がこびりついていたカメラの防水ケース=Park Leeさんのフェイスブックより

苔や貝殻がこびりついていたカメラの防水ケース=Park Leeさんのフェイスブックより

(宜蘭 28日 中央社)東部・宜蘭県蘇澳の小学校の児童が27日に近くの海岸でごみ拾いを行った際、防水ケースに入ったデジタルカメラが見つかった。内部の写真を確認してみたところ、所有者は日本人の若者の可能性が高いと分かった。同校の教師はカメラに記録されていた写真を自身のフェイスブックに掲載し、持ち主を探している。

「先生、海辺でカメラを発見しました!」。見つけたのは蘇澳の沿岸部に位置する岳明小の5年生の児童。外側の防水ケースには苔や貝殻がびっしりとこびりついていたが、開けてみると、キャノン製デジタルカメラ「PowerShot G12」が現れた。発見した児童の担任の李公元教諭によれば、他人のカメラの中身を見るのは失礼だとは思いながらも、持ち主を早く見つけるため、クラス全員の話し合いでメモリーカード内の写真を確認することに決めた。

写真が撮影された場所は、その風景から石垣島だとみられ、写真に登場する人物も日本人のようだったことから、持ち主は日本の若者の可能性が高いと判断した。また、ダイビングの様子を捉えた写真もあり、持ち主はダイビングの最中にカメラを紛失したと推測された。

最後に撮られた写真の日付は2015年9月7日となっており、正常に設定されていたとすれば、すでに2年半が経過している。だが、児童が発見直後に確認したところ、カメラにはまだ電池残量があったという。

李教諭は同日、自身のフェイスブックで一部の写真を公開。また、友人に一部始終を日本語に翻訳してもらい、日本語の文章も掲載した。李教諭は持ち主からの連絡を待っている。

この投稿は28日正午現在、9600回以上シェアされた。コメントも400件以上寄せられ、「知り合いのインストラクターに聞いてもらえるようダイビングをしている友人に聞いてみました」など持ち主探しへの協力を申し出るコメントのほか、「このカメラはハイレベルすぎる。3年も問題ないなんて」「この防水ケースの質は本当にすごい。どこのメーカーのものだろう」とカメラやケースの丈夫さを称賛する声もあった。

台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)も28日、フェイスブックにこの話を投稿。「私たちに何かできることはないでしょうか」と協力を呼びかけると同時に、自身もダイビング店に問い合わせをするなど持ち主探しに加わったことを明かした。

李教諭への連絡はparkgood@gmail.comまで。

(沈如峰/編集:名切千絵)