作家・李敖さん死去 権威主義体制に対抗/台湾

【社会】 2018/03/19 13:32 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
李敖さん

李敖さん

(台北 19日 中央社)権威主義体制下の台湾で政府に対抗した作家の李敖さんが18日、死去した。82歳だった。遺族によると、脳腫瘍を患っていた。蔡英文総統は同日、李さんを追悼する文章をフェイスブックに投稿し、「強権政治に立ち向かおうと、彼が地道につづった数百万字は、永遠に台湾社会の重要な資産です」と功績をたたえた。

李さんは1935年、満州ハルビンに生まれ、1949年に両親に連れられ上海から台湾に渡った。26歳の退役後から執筆活動を始め、数々の文章を発表するなどしてその名を知らしめた。1965年に国民党員の職権乱用を批判する文章を発表し、掲載した雑誌が休刊になって以降、国民党批判を展開し、言論・出版の自由を求め続けた。権威主義体制下では思想の異端者とみなされ、96作の著作が発禁処分となった。1972年と1981年の2度にわたり投獄されている。

(呂欣ケイ、陳偉テイ、鄭景ブン、羅苑韶/編集:名切千絵)