被災地で活躍の災害救助犬 けがで病院に運ばれる=台湾東部地震

【社会】 2018/02/12 12:30 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台中市政府消防局提供

台中市政府消防局提供

(台中 12日 中央社)東部・花蓮県の地震で倒壊したホテルから見事に生存者1人を探し出した災害救助犬「鉄雄」が10日、けがのため、中部・台中市内の中興大学獣医教学医院(動物医療センター)に運び込まれ、内科、外科、麻酔科など15人の医師からなる医療チームによる治療を受けた。

鉄雄は、台中市消防局捜索救助犬隊に所属する4歳のラブラドール・レトリバー。昨年末にアジア地区の「国際出動救助犬チーム認定試験」(SD MRT)に合格したばかり。6日夜の地震発生を受けて7日から被災地入りし、初めての本格的な任務に当たっていた。

同局によると、8日に右耳の炎症が見つかり、治療をしながら別の集合住宅で行方不明者の捜索を続けたものの、がれきの下敷きになった車から漏れ出た油を踏むなどして今度は足先にあった炎症が悪化。支援活動が一段落した10日未明には、自分の力で車を降りることもできなくなっていた。

医療チームの初歩的な診断では、鉄雄の関節や骨に異常は見つからなかった。足先と耳に炎症、右足裏に軽度の刺し傷、切り傷が認められたが、いずれも外用薬と内服薬の併用で短期間での改善が期待できるという。

(カク雪卿、趙麗妍/編集:塚越西穂)