日本統治時代から残る旧宿舎群で民家を活性化 読書教育の拠点に/台湾

【社会】 2018/01/02 13:21 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「海湾絵本館」の開館式に出席し、関係者から説明を受ける鄭麗君文化部長(手前右から2人目)

「海湾絵本館」の開館式に出席し、関係者から説明を受ける鄭麗君文化部長(手前右から2人目)

(台中 2日 中央社)戦後に中国大陸から移り住んだ人たちが暮らした集落「眷村」を活性化させた芸術村「清水眷村文化園区」(台中市)に昨年12月30日、児童向けの文化施設「海湾絵本館」がオープンした。開館式に出席した鄭麗君文化部長(文化相)は、読書教育推進の重要な拠点としての同館の役割に期待を寄せた。

同園区は日本統治時代、近隣にあった海軍第六燃料廠の新高工場で働く職員の宿舎群とされた。戦後には国民党政権に接収され、空軍発動機製造工場の職員が住む地域となったが、現在でも園区内では日本統治時代の宿舎の様子を目にすることができる。

新たに開館した同館は園区内の古い民家を再利用し、一年をかけて現在の姿に生まれ変わった。館長に就任したクリエイターの陳旻イクさんによれば、館内に所蔵されるのは台湾の作者の絵本が中心。今後は作者を招き、読書会など交流の機会を設けたいと話した。(イク=曰の下に立)

(蘇木春/編集:名切千絵)