米国産の遺伝子組み換えジャガイモ輸入 台湾で懸念の声

【社会】 2017/06/19 17:06文字サイズ:字級縮小字級放大
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米国産の遺伝子組み換えジャガイモ輸入  台湾で懸念の声

(台北 19日 中央社)衛生福利部(衛生省)食品薬物管理署は18日、米国産の遺伝子組み換えジャガイモの輸入許可申請を受け取ったと発表した。これを受けて民間団体などからは、安全性や台湾産ジャガイモの商機への影響を懸念する声が上がっている。

学校給食での遺伝子組み換え(GM)作物使用に反対する市民団体の発起人、黄嘉琳氏は取材に対し、多くの研究でGM作物の安全性への疑念が指摘されていると言及。リスクや環境への影響が不明な状況下でGMジャガイモを使用する意義について疑問を呈した。また、ファストフード業界に対し、GMジャガイモ不使用を約束するよう呼び掛けた。

行政院(内閣)農業委員会農糧署によれば、台湾はジャガイモの消費量の7割を輸入に頼っており、国産は約3割のみ。国産は主に生鮮品として供給され、ポテトチップスやフライドポテトなどの加工食品には輸入品が使われているという。

食品薬物管理署によると、GM作物・食品の台湾への輸入には専門チームによる審査を通過する必要があり、許可が降りるまでには少なくとも1年がかかるという。現在台湾が輸入を許可しているGM作物は大豆、トウモロコシ、ワタ、アブラナ、テンサイの5作物。

(張茗喧、楊淑閔、陳政偉/編集:名切千絵)

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