日本時代のエリート校「台北高校」95周年祝う 卒業生には李登輝氏/台湾

【社会】 2017/04/21 15:53
台湾師範大学提供

台湾師範大学提供

(台北 21日 中央社)日本統治時代に“エリート養成校”として知られた「台北高等学校」の創立95周年紀念特別展が18日から台湾師範大(台北市)で開催されている。同校は李登輝元総統の母校。7年制の旧制高校で、地元の台北帝国大(現・台湾大)にはエスカレーター式で入学できたため進学のプレッシャーが少なく、生徒は自由な学校生活を送っていたという。

同校は1922年創立。尋常科と高等科を設置し、台湾、日本両方の生徒を受け入れていた。だが、台湾人の入学許可者数は全体の2割に満たず、「狭き門の中の狭き門」とされた。同校は戦後の1945年10月に「台湾省立台北高級中学」に改称した後、1946年に現在の台湾師範大の前身となる「台湾省立師範学院」を構内に設置。1949年に最後の卒業生を送り出し、廃校となった。

21日に行われた開幕式には、多くの日台の卒業生のほか、父親が同校のOBである陳建仁副総統などが出席。陳副総統は、父親がよく校歌を口ずんでいたとのエピソードを明かし、父親は同校の卒業生であることを誇りに思っていたと語った。

特別展は6月28日まで。

(陳至中/編集:名切千絵)