ツルの飛来で農作に変化 環境にやさしい農業で収入増目指す/台湾・金山

【社会】 2016/01/21 15:05 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
陳聡隆さん提供

陳聡隆さん提供

(新北 21日 中央社)新北市金山では、2014年末にソデグロヅルが飛来して以来、環境にやさしい農業が進められている。台湾生態工法発展基金会と行政院農業委員会林務局、新北市政府は23日、共同で記者会見を開き、「金山イニシアチブ」として、付加価値のある農業により農家の収入を増加させる計画を発表する。

ソデグロヅルは現在も同地の湿地に停留している。同市はこれまで、職員を派遣するほか、農家7人と契約を結び、湿地付近の3ヘクタール余りで水稲の栽培期間中、農薬や化学肥料の使用をやめるなど、保護に努めてきた。

同計画では地元の小学校と提携し、保証価格で購入した地元産農産物を給食の食材として提供する取り組みも行う。地産地消を促進し、フードマイレージ(食料輸送距離)の短縮をねらう。

同基金会の邱銘源副執行長は、人と環境、土地、農業相互の関係に基づいた考え方こそが台湾環境復興運動を推進する上での理想だとし、金山イニシアチブにより「里山台湾」の実現が近づけばと願いを述べた。

(黄旭昇/編集:名切千絵)