台南市長、日台の関係深化願う 日本時代に台湾で生まれた日本人と面会

【社会】 2015/10/21 16:34 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台南市政府提供

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(台北 21日 中央社)日本統治時代に台湾で生まれた日本人、いわゆる「湾生」の姿を追ったドキュメンタリー映画「湾生回家」の出演者7人と製作スタッフらが18日、旧日本海軍の零戦パイロットを祭る飛虎将軍廟(台南市)を参拝し、頼清徳市長と面会した。頼市長は台南は日本との関係が最も密接な地域だとした上で、日台関係の深化を願った。

頼市長はあいさつの中で、日本人水利技術者の八田与一により手掛けられた烏山頭ダムや、当時皇太子だった昭和天皇が植樹したとされる成功大学内のガジュマルなどに触れ、日本統治時代に市内に残された施設や文化などは現在でも地域に大きな影響を与えていると述べた。

湾生の一人で、かつて市内の学校で学んだ冨永勝さん(88)は、台南の思い出は永遠に忘れられないと語り、この日の面会の機会を設けた頼市長に感謝を伝えた。

日本統治時代最後の台南市長を務めた羽鳥又男が日本へ引き揚げた後に記した回顧録が湾生の代表から頼市長に手渡されると、会場は和やかなムードに包まれた。

(楊思瑞/編集:名切千絵)