教科書改訂に高校生らが抗議の声 「洗脳反対」/台湾

【社会】 2015/07/23 19:24文字サイズ:字級縮小字級放大
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教科書改訂に高校生らが抗議の声 「洗脳反対」/台湾

(台北 23日 中央社)台湾で日本の学習指導要領に当たる課程綱要(課綱)の改訂撤回を求める声が高まっている。22日には、高校生らが教育部(教育省、台北市)前で集会を開き、教科書などを積み上げて抗議を行った。参加者は一時300人にまで膨らみ、一部は翌23日午前まで抗議活動を続けた。

教育部は昨年1月、微調整を行うとして国語と社会の課綱を改訂。だが、一部の公民や歴史の教科書で、戦後長らく続いた政治弾圧「白色テロ」や日本統治時代に関する記述が削除、変更されたことなどから、野党や複数の民間団体が批判の声を上げていた。

課綱の改訂に抗議する動きは中高生にも拡大。17日には高校進学を控えた少年らが同部の外壁に「洗脳反対」、「洗脳部」などの文字を落書きし、警察に取り押さえられる騒ぎも起きた。

こうした動きを受けて教育部は先日、新旧教科書の並行使用や、改訂した内容を試験に出題しないなどの方針を発表。また、23日午後に台北、新竹、彰化、台南の4つの高校で座談会を開くとして生徒らに参加を呼びかけた。

(陳至中/編集:杉野浩司)

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