国会占拠の“ひまわり運動”に対抗、“カーネーション運動”/台湾

【社会】 2014/03/29 19:09
国会占拠の“ひまわり運動”に対抗、“カーネーション運動”/台湾

(台北 29日 中央社)中国大陸との「サービス貿易取り決め」に反対する学生らの立法院(国会)占拠運動“ひまわり運動”に反対しようと、政党や市民グループ計3団体が29日午後、台北市内の3カ所でそれぞれ“カーネーション運動”を起し、学生の国会退去などを呼びかけた。

この日午後2時半から与党・国民党傘下の青年組織が立法院近くの学校前で母の愛情の象徴、カーネーションを用いたイベントを主催、集まった市民数百人が持っていたカーネーションで地面に「家」の字を作り、国会に立てこもる学生や秩序維持にあたる警察官らを自宅に帰そうと訴えた。

警察官の家族らによる反対運動が午後3時から5時まで中正紀念堂の自由広場前で繰り広げられ、手に手にカーネーションを持つ一団が立法院に向けて出発、国会周辺で座り込みを続けている学生らにカーネーションを送り、また互いを思いやることを学び取り、衝突の拡大を避けるよう呼びかけた。

5時からは、交流サイトを通じて集まった大学生や会社員らが平和や理性に訴えて台北駅で“国会の返還”を求めた。自らは政党などの関係者ではないと強調した参加者らは中華民国国旗を逆さまに掲揚した学生らの行動にも抗議した。

10日間以上続いている“ひまわり運動”の支持者らは30日に「サービス貿易取り決め」反対デモを総統府前で行う予定で、参加者は黒い服を着用する。これに先立ち、“ひまわり運動”の参加者と連日の出勤で家族との団らんが難しい警察官の帰宅を訴えての今回の“カーネーション運動”となった。

(黄名璽/編集:荘麗玲)