美白化粧品トラブルの補償問題、「対応が日本と台湾では大違い」

【社会】 2013/11/15 17:28 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
美白化粧品トラブルの補償問題、「対応が日本と台湾では大違い」

(新北 15日 中央社)日本の化粧品大手、カネボウの製品による皮膚トラブルの補償問題で、台湾ではその代理店の対応が消極的で日本に遥かに及ばないと被害者らから不満の声が上がっている。

美白成分「ロドデノール」配合の化粧品を使用し、肌が白くまだらになるというトラブルに見舞われた被害者らはカネボウの台湾代理店、「東方美」の対応に誠意がみられず日本企業側の賠償の姿勢に遥かに及ばないと指摘、新北市の消費者窓口によると、台湾の被害者6人は代理店側とこれまでに3回話し合いを行ったが納得する結論は得られなかったとしており、この19日に再度協議が行われるという。

取材に対してある弁護士は、外国製品は通常代理店が賠償責任を負わなければならないが、「東方美」は返品や交換は行うが返金は拒否しており、消費者の権利をないがしろにしていると指摘する。

消費者のAさんは化粧品に問題があるとは知らず皮膚に異常が現れても我慢しながら長期間使用、結局治療に専念するため仕事を辞めた。また、長年カネボウ化粧品を愛用してきたというBさんは治療を受けながらも問題の製品をそれと知らずに使用し続け、赤くただれた顔をマスクで隠しながら仕事を続けてきたという。

地元では新北市の女性議員がメディアの求めに応じてカネボウ代理店の顧問弁護士に電話をかけ、製品回収と返金、被害者に対する治療の支援、医療費や交通費、精神的苦痛や通院による収入減少分に対する補償を日本企業と同様の方法で行うよう求めた。これに対しこの弁護士は被害者らと連絡を取り始めているとし、賠償額はおそらく引き上げられることになり、19日の話し合いを冷静に進めて合意が得られるようにしたいと述べた。

(王鴻国/編集:谷口一康)