台湾でも台風30号の被害 養殖カキに約17億円規模の損害

【社会】 2013/11/12 17:30 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾でも台風30号の被害  養殖カキに約17億円規模の損害

(台北 12日 中央社)台風30号がフィリピンに大きな被害をもたらしたが、台南市でもこれによる高波の影響でカキの養殖場が壊れ、少なくとも4~5億元(およそ13~17億円)の損害が発生したことがわかった。台湾の複数メディアが伝えている。

台風30号の接近に伴い台南近海では10~11日にかけて高波が発生、設置したばかりのカキの養殖場が流された。11日には郭信良市議会副議長などが現場を視察、9600カ所の養殖場のうち約3割が流されたとみる一方で、農業局漁港所の担当者は「重大な被害」としながらも、全容は風と波がおさまらないとわからないという。

漁業関係者は海岸に打ち上げられた木材や網などを片付けながら「10月を過ぎれば台風は来ないと思っていたのに」と嘆く。この時期のカキはまだ小さく、市場に出すことも養殖場戻すこともできないという。また、今年はカキの値段が高騰、種苗の価格も上昇したため設置コストも高くなり、一人当たり約100~200万元(337~674万円)の損害がでるものと予測される。

台南沿海のカキのシーズンは毎年10月~翌5月ごろで、この時期の生産量は全台湾の9割以上を占めることから、流通量の減少や価格に影響する可能性もでてきている。

(資料写真:台南市七股の養殖場)

(編集:齊藤啓介)