台湾、世界の透析患者数報告で「透析大国」を脱出

【社会】 2012/03/08 17:26 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾、世界の透析患者数報告で「透析大国」を脱出

(台北 8日 中央社)米国腎臓データシステム(USRDS)が発表した2011年の最新報告によると、腎不全による世界の透析治療患者数ランキングで台湾は1位から4位に下がり、透析大国の汚名を返上した。

その背景には糖尿病を防ぐための肥満防止推進、腎臓病検診システムの普及など、政府・学術・医学界関係者が各方面から慢性腎臓病の予防・治療に取り組んだ成果がある。

台湾腎臓医学会の慢性腎臓病予防治療委員会は台湾の透析患者数の変化について、これまでは毎年100万人のうち400人以上が透析治療を受けていたが、現在、その人数は約370人に下がったと説明するとともに、国際腎臓学会(ISN)が台湾の成功例を各国の参考として紹介する方針をも明らかにした。

毎年3月の第2木曜日は「世界腎臓デー」と定められている。3月8日のきょうはそれに当たり、台湾では「腎臓を守り、糖尿病を制御しよう」がテーマの宣伝イベントが行われ、国民の慢性腎臓病予防と糖尿病のコントロール重視を呼びかけている。

なお現在、世界の透析患者数ランキングの上位2位はいずれもメキシコの都市で、アメリカがそれに続いている。