釣魚台漁船接触 宜蘭県長と漁業関係者が日本に抗議/台湾

【政治】 2020/09/28 15:03 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
漁船「新凌波236号」と陳吉雄船長

漁船「新凌波236号」と陳吉雄船長

(宜蘭中央社)釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)周辺で台湾の漁船と海上保安庁の公船が接触した問題で、宜蘭県の林姿妙県長は28日、日本側の対応は不適切だったとして漁業関係者と共に報道資料で「厳正な抗議」を表明した。

外交部(外務省)によれば、宜蘭県蘇澳の漁船「新凌波236号」は27日午後、同列島から西12カイリ(約22キロ)地点で操業していた。同船の陳吉雄船長は操業時、領海である12カイリ内に入っていなかったと説明。だが、漁具が12カイリ内に流されてしまい、それを拾うために中に入ったという。その際、日本の船は警告せずに急に近付いてきて、船の後ろの部分を漁船にぶつけてきたと訴えた。漁船の船首部分に亀裂が入るなどしたが、けが人は出なかった。

蘇澳漁会(漁協)の蔡源龍・理事長は、漁師にとって漁具は仕事道具だとした上で、急に流れてしまったなら拾うのは当然だと指摘し、日本側の対応には事情を酌み取った配慮がなかったと不満を示した。

林県長は、日本側の非常に危険で粗暴な行動は理解し難いとの考えを示し、漁民の権利と身の安全が脅かされることは決して許されないと言明。また、政府に対し、共に釣魚台と漁民の権益を守るよう呼び掛けた。

(沈如峰/編集:楊千慧)